新鮮な食品のマテリアル表現を考察する

新鮮な食品のマテリアル表現を考察する

 

 

皆様こんにちは。

マクライオンです。

またお会いしましたね。(o^―^o)

前回の記事はこちら

 

さて、今回は前にも予告したように「CGの寿司」の鮮度とマテリアルの話をここでしようと思います。

 

 

・免責

今回の記事は研究中のものになります。

中には的外れなことを言っている可能性もありますが、その時は優しく指摘していただけると幸いです。

 

 

・そもそも鮮度って?

 

そもそも寿司における「鮮度」とか「新鮮さ」って何でしょうね?

よく「回転寿司ではネタが乾いているから美味しくない」なんて話は聞きますが。

試しに「寿司 鮮度」で調べてもあんまり意図する内容の検索結果が出てこない。

それどころか美味しそうな寿司の画像を出したお店の情報ばかり……。

困ったなぁ……。あぁ、お腹すいてきた。

 

 

・じゃあ実際の寿司を見て観察してみようぜ。

 

ということで買ってきました。

スーパーの安売り寿司。( ゚д゚ )

IMG_4078.JPG

今日はこれを用いて実験していきたいと思います。

 

実験ってなにするの?だって?

どうすれば鮮度が新鮮に見えるか、実際の寿司に細工して考察するのさ!

・初期状態

ちなみに何にも細工も何もしてない状態はこちら。

購入直後.JPG

ううん、何というか、350円の寿司って感じですね。

寿司なんだけど、ううん、あまり食欲をそそらないというか。

少し乾いてる感がありますね。

 

・霧吹き

では、試しに60cmくらいの高さから霧吹きをかけてみましょう。

水分が抜けてるなら足せばいいんや!

霧吹き.JPG

少しだけ、よくなった気もするけど、今度は水をかけた感が出てきましたね。

 

 

・水没

では今度は思い切ってネタを水没させてみましょう。

IMG_4091.JPG

エイヤっ!

すると、こんな風になりました。

 

水没.JPG

うっ、濡れてる感満載。(´・ω・`)

やりすぎたかー。

けど、遠目から見れば良く見え……うーん。

 

・ドライヤー

色々考えてたんですけど、私、ひらめきました。

初期状態から少し濡れたらよくなったので、逆にちょっと乾かしたらそれもよく見えるんじゃないだろうか。

この時ばかりは自分、天才なんじゃないかと思いましたよ。

そこで登場するのがこちら。

Panasonic製EH-NE26.

IMG_4100.JPG

すなわちドライヤーですね。( ゚д゚ )

 

もともとパートナーにプレゼントしたものなんですけど、実験のためならやむを得ません。

こっそり使っちゃいましょう。

 

ブオオオオオ!!!!!

洗面所で寿司にドライヤーの風が当たります。

さっきまでびちょびちょだった寿司がみるみるうちに乾いていきます。

いいぞいいぞー。

そして出来上がったのが、こちら。

 

ドライヤー.JPG

アチャー……。(ノ∀`)

なんか、乾ききって微妙なことになってますね。

やっぱり寿司の鮮度を良くするには水分が必須のようです。

 

 

・新鮮さの要素

 

上記により新鮮さに要素として水分が重要であることが分かりました。

しかし、水分があるとなぜ、良く見えるのでしょうか。

自分が考察した限りでは以下の要素が関係しているのではないかと考えました。

 

ツヤ(多少ツヤがあると良い)

色み(コントラスト値が程よく高いと良い)

透明感(濁った色よりか透き通った感じが良い)

 

もちろん議論を深めていく余地はありますが、今回はこれを仮に正しいとして三つの要素をマテリアルで表現していきましょう。

 

 

・新鮮さの再現

ということで、皆様お待たせしました。

Blenderのお時間です。

 

今回使用するモデルは以前「#深夜のモデリング60分一本勝負」のテーマ「寿司」で作ったマグロ寿司を基に解説していきます。(ネタのみ)

マテリアルには「Principled BSDF」シェーダーを使います。

色々パラメータがあって調整できるので便利なシェーダーです。

なお、ベースの色・SSSは既に設定済みです。

また、他のノードは使わず、Outputに接続されているのは「Principled BSDF」のみです。

S200.png

では、程よいツヤを再現しましょう。

[Specular]の項目を試しに0.4に上げてみましょう。

S201.png

わぁい、テッカテカ!

まるで飴細工みたいですね。

それもそのはず、だって表面の粗さ(Roughness)が0、つまりツルンツルンの状態なんですから。

ですので、Roughnessの値を少し上げていきましょう。

S202.png

試しに0.2まで上げました。

うーん、イマイチ。

もう少し光の感じを変えてみましょうか。

Anisotropicを1.0にしてみましょう。

S203.png

お。

ツヤと色味はいい感じになってきたんじゃないでしょうか?

まだ飴っぽいけど。(´・ω・`)

次にもうちょっと光沢を出して透明感を出してみましょう。

そう、Clearcoatを使ってね。

(同時にちょっとだけClearcoat Roughnessを上げています。)

S204.png

徐々にいい感じになってきましたね。

飴からグミに昇格といった感じでしょうか。

次にもう少し透明感を出してみましょうか。

Transmissionを0.5に上げてみます。

S205.png

おお、透明度が増しましたね。

いい感じいい感じ。

これにNormalMapなりDisplacementを接続するなりすればいい感じの寿司になるんじゃないですかね?

 

そんな感じで試しにDisplacementにノイズテクスチャを接続してザラザラ感を出したのがこちら。

S207.png

少しは新鮮な寿司になったのではないでしょうか?

 

なってない?

ツヤが濁ってる?

ノイズも載ってる?

そう、なってないんですよね。

寿司のザラザラ感を出すにはきめ細かいノイズテクスチャと高いサンプリング数のレンダリングが必要と思われます。

ここ一か月ほどCG寿司を触ってきましたが、マグロ寿司のきめ細かいツヤを表現するにはデノイズを行うとツヤが消されることがわかってきました。

だからと言ってデノイズのGlossyのDirect項目を外してレンダリングするとツヤは出るけど、ノイズも出るのです。

より良いマグロ寿司に仕上げるためには高いサンプリング数で時間をかけて一枚を作り上げることが必要になってくると思います。

(もちろんそれを前提としたマテリアル作りをしたうえで)

 

といったところで本日の記事はここまで。

なんだか煮え切らない記事になってしまいましたね。

至らぬ点が多く、申し訳ありません。(研究中なので許して!( ゚д゚ ))

 

また、寿司とネタの鮮度に関することがわかったら記事にするか、ツイッターでご報告したいと思います。

僕のツイッターアカウントはこちら。

@McLion0

 

初めて知った方はよろしければフォローしてくれると嬉しいです。

 

ささ、次のBlender Advent Calendar 2018の記事は「Allosteric(@KTakahiro1729)さん」の記事です!

よろしくお願いします!

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